まものブログ

日本のどこかでダラダラ生き延びています。

東工大 工学院 情報通信系の院試に使った参考書と感想

こんにちは、まもです。
後日参考書については別で書くと書いていたので、今回は参考書について書いていきたいと思います。東工大情報通信系を受験するにあたって使用した参考書となります。
自分の専門選択は1の応用数学なのでその他の分野を選択する方にはあまり意味のない記事になっています。

1.数学

微積
・マセマ(マセマ演習)
基礎からできるやつである程度網羅されてるやつならなんでもいいと思います。後ろの方の重積分の範囲は今までは出なかったですが、傾向が変わってしまったので一応やっておくのが良いかもしれませんね。傾向以外の内容でいくと、今年はラグランジュが出ました。
あと、過去の傾向ではよく出ていた収束系が弱い気がしたので、その辺は別で補強した方がいいかもしれません。



線形
・マセマ(マセマ演習)
微積と同じで、ある程度網羅されていればなんでもいいと思います。
こちらは載ってる範囲は大体全部出ると思うので満遍なくやってください。

2.専門

確率統計
・確率・統計(理工系の数学 入門コース)
現在は新装版が出ているようですが、大学の図書館には前の物しかなかったのでそちらを使っていました。検定はあまり出ないのでいらないかもしれません。
1冊で基礎的な部分は網羅できているように感じました。



・統計検定1級過去問
上の参考書だけで十分かもしれませんが余裕のある人はこちらの統計数理の範囲を勉強してみてもいいと思います。良問が多く勉強になります。自分は2016~2019をやりました。
院試の問題より難しい問題が多くて過剰気味なので時間のある人だけで大丈夫です。



情報理論
・イラストで学ぶ 情報理論の考え方
JC系の教授様である植松先生が書かれた本です。とてもわかりやすいのでオススメです。これで情報理論は全部解けると思います。



フーリエラプラス
・応用解析学の基礎―複素解析フーリエ解析ラプラス変換
演習問題の解は略解しか載っていません。学科でこの辺の解析系はほとんど触っていなかったので、この参考書で勉強するのは難しいと感じ途中で参考書を変えました。



フーリエ級数・変換/ラプラス変換
途中からはこちらを使っていました。演習問題の解はかなり丁寧に書かれていました。とてもオススメですが絶版らしいです。大学の図書館にはあると思います。



通信方式
・ディジタル通信の基礎ーディジタル変復調による信号伝送
変調とかをさらっと見ただけです。演習問題には略解しかついてません。この辺も学部であまりやらなかったので例題を少し解いて諦めました。出なくてマジで助かりました。
出ない分野の中では出る方なので、できる人は手をつけておいたほうがいいです。



複素解析
・応用解析学の基礎―複素解析フーリエ解析ラプラス変換
複素解析の方は一瞬読んだだけなのでよくわかりません。一応なんとかなりそうな雰囲気だったので、当日気合いでワンパンするかという感じでした

待ち行列
出たら終わり。知らん。どうせ誰もやっとらん。

3.過去問

7周しました。別に7周しなくてもいいんですが、自分はあまり頭良くないので全年度(一部大問を除き)9割以上になるのに7周かかりました。
H15~H17は傾向がかなり違う気がするので余力がある人だけでいいと思います。

問題
H28~R1年度入試
H15~H27年度入試

解答については欲しい方には自分の作った解答を販売したい(H18~R1年度5000円)と思っていますので下記のアカウントにDMをください。全問題の解答を作れたわけではないのでそこはご了承ください。あと、善人じゃないので無料で配布したりしないです。

 

4/3追記

解答をnoteにて販売開始しました。

 

4.まとめ

当たり前ですけどちゃんと参考書と過去問やれば受かります。
基本的には大学の図書館に行けば置いてある本だと思うので借りて使えば0円で済みます(自分はマセマ以外は借りました)
何か質問や相談などあればTwitterm_d_m_y_kにDMください。
また、もう少し細かく説明したほうがいいことなどあれば教えてください。
追記または返信します。

東京工業大学大学院 工学院情報通信系 B日程院試体験記(外部)

こんにちは、まもです。
先日東工大院の合格発表があり、無事合格していたのでこの記事を書くに至りました。
今後外部受験をなさる方の参考になればと思います。
後日、別記事にて私が作成した過去問の解答を販売しようと思っていますのでそちらの販促も兼ねています。

 

1. 自己紹介

関東の私立大学で情報系の学科に通っている普通の外部生です。
GPAはだいたい2.5くらいで、サークルや趣味にかまけていたので3年までのテストは一夜漬けでなんとかしてました。
院を変えたのはやりたい研究が自大ではできないこととその後の人生のことを考えた結果、ロンダかな〜って感じでした。
学部で勉強していた内容的に、専門選択は1(応用数学)か3(アルゴリズム)でしたが1を選択しました。

2. 私の受験のスケジュール

2,3月(平均勉強時間:3h/d)
主にTOEICの勉強をしていました。TOEICのリミットが4月のTOEICだったのでそれに合わせて3月末に練習として受験しました。3月のTOEICは690点でした。
TOEICに飽きたら線形と微積をやってました。このときはマセマ2周くらいしかやってないはず。
また3月のオンライン大学院説明会に参加して情報通信(JC)系の教授様方とお話をしました。その後第一、第二希望の先生にコンタクトをとって研究室見学に行かせてもらいました。ここで修士の方から過去問の解答を数年分いただきました。可能なら必ず研究室訪問した方がいいです。コロナ下ではありますが、聞けば受け入れてくれるところもあると思います。

4月(平均勉強時間:6h/d)
引き続きTOEICの勉強と数学。
TOEIC本番2週前からはひたすらTOEICやってました。リスニングをやりたくなさすぎてひたすら単語と文法しかやらなかったらあんまり点が伸びませんでした。結果、TOEICは725点。こちらを提出しました。
数学は引き続きマセマ。全部で5周くらいしたと思います。数学の比重大きいので、基礎はしっかりやっておくといいと思います。
あとは過去問を見てどのような計画で勉強しようかということを考えていました。これが一番大事だったなと今は感じています。

5月(平均勉強時間:8h/d)
専門科目の勉強を始めました。
確率統計、情報理論フーリエラプラスをそれぞれ10日ずつで参考書1冊完璧にしました。基本的に東工大の授業で使われていたものをOCWというサイトで探して、それを使ってました。
後日使ってた参考書については別で書きたいと思います。
基本的に専門の8割は上の3分野から出題されていたので、専門はまずこれらを勉強するのがおすすめです。

6月(平均勉強時間:8h/d)
2週目までに数学と専門をもう1周ずつやりました。
3週目からは過去問にも手をつけ始めました。もらった解答が7年分ほどだったのでとりあえずその7年分を9割取れるようにしました。1周目は全然できなくて笑いました。多分平均で2~3割程度の出来だったと思います。
何周かして周辺範囲を参考書でまた固めて、とやっていきました。

7月(平均勉強時間:10h/d)
引き続き過去問をやる。解答がない年度もやり、調べたりして解答を錬成しました。この時点で過去問(H18~R1)は5周くらいしたと思います。
3週目に自大の院試があったので1週間程度はそちらの勉強もしました。
落ちました(!?)
基礎で抜けてるところがあると反省して基礎からもう一度やり直しました。ここで自分に足りていないものを見つめ直すことができた結果、東工大は合格できたので今となっては落ちてよかったと感じています。落ちた時のメンタルは最悪でしたが。
(本当は当日出た専門の半分がノー勉範囲だったので当然の結果でした。)

8月(平均勉強時間:12h/d)
今までやってきた参考書をもう1度全問復習しつつ過去問を9割できるようにしました。トータルで過去問は7周しました。参考書は9割以上できるようになっていました。
複素解析・通信方式・待ち行列をここまでろくに勉強していなかったのでさらっと流し見して、出たら誰もできないと自分に言い聞かせて諦めました。後述の通り、出なかったので助かりました。

3. 院試(筆記)当日の様子

まず、9時半から試験だったので1時間前には会場に入りました。朝は血糖値を上げないようにチョコとかは食べるのをやめてサラダを食べました。
・数学(9:30~11:00)
微積は傾向変わってましたが、傾向が変わることは予想してたので心の中でニコニコしながら解いてました。今後も過去問とは傾向の違う問題が出そうです。体感7~8割。
線形は普通の問題でした。こちらは傾向通り。体感8~9割。
・専門(11:30~12:30)
私の選択した1(応用数学)では情報理論が出ました。説明が長ったらしく書いてありましたが簡単な問題でした。傾向も今まで通り。体感9割。

こんな感じで、手応えはかなりありましたが落ちたら進路がないという状況だったので胃はキリキリキリキリしてました。
帰りには一緒に勉強してた友達と映画を観に行きました。

4. 院試(面接)当日の様子

無事、筆記試験合格者一覧に番号があったので面接を受けることになりました。オンラインでしたが服装はスーツを着ました。逆張りでラフな格好するより無難にスーツを着た方がいいです。また、ほとんどの時間は待ち時間でクッソ暇なので手元に漫画を30冊くらい用意しました。
面接は午前・午後に分かれていました。

・午前
2グループに分かれており、自分は2グループ目の最初に呼ばれました。番号順では頭ではなかったですが、同時に何人か呼ばれていたかもしれないので番号順かもしれません。
グループ分けは第1志望の研究室のキャンパスで分かれてるのかなとなんとなく思いましたが、本当になんとなくで根拠はないです。
1人15分程度でした。志望動機を3分以内で話し、そこから教授様に質問をもらっていく形でした。私は質問されて答える方が楽だと思っていたのであまり喋らずこれを1分満たずに終えてしまい、「もう終わりですか?」と聞かれてしまいました(笑)。読んでいる皆さんはちゃんと用意していきましょう。
具体的な質問内容は
- 卒研について

- 大学院でなぜ研究内容を変えるのか

- 大学院でしたい研究はどのようなことに役立ちそうだと感じているか

でした。おそらく教授によってはもっと学問的な質問が飛んでくると思いますのであまり参考にならないかもしれません。

・午後
番号もランダムで個別に呼ばれていました。おそらく属調だと思います。これこそ研究室が上から埋まっていくので成績順かもしれません。
自分は呼ばれなかったですが、普通に寝ていたのでもしかしたら呼ばれていたかもしれません。でも、呼ばれてたら流石に起きそうなので多分呼ばれてません。第一希望の研究室に合格したので絶対呼ばれてません。
全員の配属調整が終わると最後に番号順に一気に呼ばれていき、「合格したらあなたは第1志望です」と告げられて終わりでした。午後の面接時間が1分なかったので逆に怖かったです。

5. 院試勉強中にやってよかったこと

ありきたりなことばかりだと思いますが、結局そういうのが一番大事です。

・友達と勉強する
外部生だと半年くらいは院試の勉強をすると思うのでマジで大事です。自分は友達にJCを受ける人がいなかったので、東工大の別の系を受けるK君と一緒に勉強してました。K君がいなかったら絶対落ちてました。数学と統計は範囲が被っていたのでそこでわからないことはお互いに質問できて効率的でしたし、1人で勉強するより飯とかちょっとした休憩時間の会話がかなり息抜きになりました。
ソロプレイだとメンタルやられるので頑張って探しましょう。自分はやってませんが、Twitterとかでお友達を探してみるのもいいのかもしれません。

・研究室訪問に行く
コロナ下で難しいとは思いますが行った方が間違いなく良いです。自大から第1志望の研究室に行った先輩がいらっしゃったので色々話を聞きました。過去問の解答をもらえたというのも大きかったですが、ここで院試勉強中の苦労話を聞いておいたおかげで、後々同じ場面に出くわしたときにあの人もああ言ってたし...とメンタルが安定しました。その人は自大の院試には受かってたそうですが。
また、訪問したときに研究室の先輩とLINEなどの相談できる手段を確保しておいた方が良いです。自分はこれを忘れていて、とても後悔しました。

・過去問以外も解く
確かに院試は過去問ゲーかもしれませんが、微積のように傾向が変わることもあります。そのときは地力が試されるので、普通の参考書も1冊やっておいた方がいいと思います。ほとんど出ない分野はやらなくてもいいかもしれませんが少なくとも、線形・微積・統計・情報理論・フーラプの5つは何か1冊やっておいた方がいいと思います。

・受験する系以外の過去問を解く

受験前から傾向が変わるかもしれないと感じていたので解答がネット上で確保できる問題を解いていました。具体的には数理・計算科学系と東大の情報系の過去問を解いていました。解答も調べれば出てくると思います。
おすすめです。

6. 最後に

あまり参考になる内容がなかったかもしれませんが、何かしら参考になればと思います。
何か質問がありましたら、コメントください。返信・追記します。